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忍々跋扈
日々を耐え忍びつつ、自由に放浪する。
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2017/11/20 (Mon) 23:54
「ゲームは追体験だ」とよく言われることがあり自分もそうだと思っていた。
しかし、最近ゲームをプレイしていると面白いと感じることは追体験ではなく体験だと思ってきた。
振り返ってみると、トレンドが追体験型のゲームから体験型ゲームへと変わって行っているような気がするので、転職活動中のこの機会にまとめる。


まずは両者の比較

追体験型ゲーム
【概要】
 ・物語をプレイして追体験する
【目的】
 ・物語の追体験によって感動する
【要素】
 ・ドラマ、ストーリー
 ・キャラクター
【ジャンル】
 ・RPG
 ・アクション
 ・オフラインゲーム全般
【例】
 ・FF、ドラクエ、.hack、ワンダと巨像、ウィッチャー3

体験型ゲーム
【概要】
 ・プレイ中に自分だけの体験をする(無数の低確率な要素が絡んで起こる出来事など)
【目的】
 ・困難な状況を打破することで達成感を得る
 ・体験を他の人に共有することで優越感を得る
【要素】
 ・オンライン
 ・体験の共有
【ジャンル】
 ・FPS
 ・MMORPG
 ・オンラインゲーム全般
【例】
 ・OverWatch、ダークソウル、R6 Siege、ARK

両者ともに必要な要素として世界観に浸る必要があるためナラティブ性は必要。後者は必要性が薄いかもしれない。

前者は物語を追体験するものなのでわかりやすいが、後者はかなり曖昧な概念だと思う。
体験型の困難を打破することで達成感を得るというだけであればシングルプレイでも達成できるが、実力が拮抗する相手に打ち勝つことや困難な状況を他の人と共有することでより一層体験としての印象が深まるので、特にオンラインゲーム(特にチーム戦)で達成しやすいように見える。
困難な状況の例でいえば、R6Sの1vs5からの逆転、OverWatchのPlay of the Gameがそれにあたり、それらはシステムとして達成感を感じやすい仕様になっている。

日本のゲームは今も追体験型のゲームが主流で、私もそれが好きだった。
そのため、ドラマや演出に力を入れているC社に入ったが最近追体験型のものはあまり面白いと思わなくなってしまった。
その理由としては、追体験は小説やアニメ、マンガでも近いことができることと、追体験の反復はしづらく一つの作品で1回しか楽しめないことがあげられる。
旧来であれば1回だけの体験でもよかったかもしれないが、DLCやアップデートが行えるようになったので、もともと反復して楽しめるシステムの上でさらに長く遊べる方が現状に合っている。

また、そもそも私がゲームを好きな大きな要素として人とプレイすることの楽しさがあるので、人とのプレイに重点を置いている体験型ゲームをよくプレイするようになった。

そういう変化も踏まえて、体験型ゲームを多く作っている海外の企業に行きたいと思っている。
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専門学校生
趣味:
自転車・科学
自己紹介:
エゴイストだからこそ御節介を焼いてしまう。そういう偽善者こそが「人間」だと思ってる。

・2年間の引き籠り経験アリ
・2年目で大学中退
・2年間の浪人生活
・某宗教団体に参加していた

「共存」に興味があるので、愛読書は自ずとそれ系の「風の谷のナウシカ」「カムイ伝」「寄生獣」、小野不由美の小説。
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