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忍々跋扈
日々を耐え忍びつつ、自由に放浪する。
Admin / Write
2025/05/08 (Thu) 04:08
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2009/03/28 (Sat) 01:00
03/25に叔父さんが亡くなって昨日(03/27)お通夜が行われた。
葬儀には700人近い人が集まるらしい。技術だけじゃなく、人脈、人柄も素晴らしい人だったのだ。
親戚が悲しみに頬を濡らしたり、気丈に明るく話をする中、過去の思い出もほとんど無い―つまり悲しみの感情は沸いて来ない―にも関わらず、叔父さんの息子も聞いたことが無いであろう叔父さんの生き様を聞かされた僕は、どう考えればいいかもわからず、憤りのようなものを感じて、半ば放心状態だった。何を考えていたかはほとんど覚えていない。ただただ叔父さんの言葉を反芻し、絶対それを忘れないようにしようと言い聞かせていた。

「広い視野が必要」と言っていたことについて、何かを作るときに必要なのか人間として必要なのか、どちらかはっきりさせる前に他界してしまった。あと、 「専門職をやってきたあと、他のことをやろうと思ってるうちにこんな状況になってしまった。」と悔いていたのを思い出した。

僕は叔父さんのためにも、叔父さんが言っていたことをできる限り意識しながら生きようと思っている。しかし、一生を懸命にやってきて素晴らしい業績を残し ている叔父さんが悔いたようなことを、日々のうのうと暮らして失敗しか作り上げていない寄生虫のような自分が成し遂げるなんてことがあり得るのだろうか?そんな思いから、自分の現状に憤りを感じていたのだろう。

今日は大学の名前がよく聞こえてきた。早稲田、京大、MIT・・・僕の夢見た世界だ。そんな僕は2浪からの大学受験に失敗し、今春から専門学校に行くことにした。夢を実現できなかったことを踏まえて、現実的で実用的な技術を身につけようという考えなのだが、大学に劣等感のようなものを感じ始めてしまっている。それは半ばしょうがないことなのだが、自分の選んだ道に悔いを残さないためにも、そのようなものはなるべく捨て去ってしまった方がいいだろう。そのためにも、叔父さんが言っていた「専門的な技術を身につけつつも、広い視野を持つ」ことで叔父さんの理想を実現することこそが、学歴など関係なく素晴らしい人間を形成することであって、僕に必要なことなんだろう、と信じている。
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専門学校生
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自己紹介:
エゴイストだからこそ御節介を焼いてしまう。そういう偽善者こそが「人間」だと思ってる。

・2年間の引き籠り経験アリ
・2年目で大学中退
・2年間の浪人生活
・某宗教団体に参加していた

「共存」に興味があるので、愛読書は自ずとそれ系の「風の谷のナウシカ」「カムイ伝」「寄生獣」、小野不由美の小説。
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