嫌いという名の好意

前回の記録とまとめるのもよくないと思い、１日に２つ書くことになったｗ

１２月に拙者に相談をもちかけてきた子はあと２人いるが、そのうち１人は女の子で…いや、この子は相談を持ちかけてきたというより、拙者が気になって話しかけた子か。
というのも、この子は前回の記録に出てきた子で、八方美人で誰とでも仲良くしようとするのため、男子に人気が高い。が、過去の人間関係のトラウマから男子と付き合うことを避けているので、玉砕する男子が続出するというありさま。
なのでどちらかというと「嫌いな人」という意味で気になっていた。

で、１２月はその子と一緒に仕事をする機会があったし、一緒に夕飯を食う機会もあったので、その時に色々話してみた。
ということで、以下はその詳細。

八方美人は悪いことなのだろうか？
以前友人の家に泊まった時にその子の話が出たとき、好意を持っている男子が何人か判明し、「実は俺玉砕したんだ…」ということを打ち明けた男子もいて、「あの子の八方美人はよくないよね…」と言う輩が何人かいた。拙者もその時は同意したかもしれない。
だが、よく考えてみれば、好意を持つのはこちらの勝手だし、相手が仲良くしてくれることは誰だってうれしい、それをすぐに付き合う付き合わないに持ってこうとするのはまさに直結厨で、そちらの方がおかしいんじゃないか。ということに気がついた。


でも、拙者はあの子が嫌いだった。それはその子が「誰とでも仲良くしようとするが、誰にも本心を打ち明けない」ように見えたからだ。その子は男子に対してだけでなく、女の子に対しても当たり障りのない対応であり、顔が広いのに、誰とも深い関係がないとしたらそれほどもったいないことはない。

拙者には、まさにクラスの子達の考えを収束させた子のようにも見えた。

だから、その子と対話して、中身を覗いてみたくなった。


で、いざ話してみると、意外と強い子だということがわかった。「誰とでも仲良くする」という考えを根本に持ったまま、いけそうだと思ったらちゃんと自分を出す。そういう子だった。
拙者とは対極の考え方だが、主張に説得力があるから話してて色々な発見があった。
でも、なんでそんなに「誰とでも仲良くする」ことに拘るんだろう…と思っていたら、過去にあったことがトラウマになっているみたい…。

そして、丁度ここ１カ月、ある人に告白されて、それを断ったことで、その人の対応が冷たくなり、周りの空気が悪くなり、それに耐えきれなくなって「学校をやめようか」とすら思ったらしい。

どうでもいいけど、お前ら「学校やめようかな」って考えるのが早すぎだろｗｗｗｗ
周りに相談できる人はいっぱいいるだろうに…。いや、やっぱりそういう関係を築くのは難しいのか…。
今回の二人はもともとあんまり話したことはなかったけど、拙者の身近でいきなり学校やめる奴がいたら悲しすぎるよ。自分の無力さにぶち切れるよ。

そんで、誰とでも仲良くしようと思うあまり、好意を抱かれて告白されて…だけど、付き合うことで周りとの仲が悪くなることを恐れて誰とも付き合わないけど、振った事で関係が悪くなっていってしまう。という皮肉なその子をどうにか助けるべく動こうとは思う。。。

そのためにはまず、相手方の本心を探るべし。
というのもその相手方は拙者と仲がいいけど、人に本心を打ち明けないというタイプの子で、そのために、告白して振られて悩んでる時も、誰にも助けを求めることができず、女の子に当たるしかないということになってしまったのだろう。
この推測があっていれば、本心を聞き出して、こっちも真剣に当たればわかってくれると思う。

ただ、拙者も真剣に当たるには「あの女の子からこういう話を聞いたんだが」と隠さず切りださなければならないが、そこで、向こうが「帰りますね＾＾；」と言いだして来そうな気もする…。
そこでどう切り返すかだよなぁ…。


まぁ相手もそこで終わるような関係は望んでないだろうし、拙者は相手が嫌悪感を示したとしてもちゃんと本心を伝えるしかない。


そう、このスタンスだ。

最近人を惹きつけているこのスタンス。
いつからだろう？こうなったのは…。
高校３年あたりかな、この話を地元の友達としてみるのも面白いかもしれない。
このスタンスで重要なことは相手を信用すること、ちゃんと対応してくれると信用しているからこそ、本気で当たれる。

拙者の能力を活かして誰かが喜んでくれるなら、喜んで突撃しようと思う。