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忍々跋扈
日々を耐え忍びつつ、自由に放浪する。
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2010/07/03 (Sat) 20:22
最近ふと思った。
なんだかんだでM先生と出会えたのが一番大きい。
寂しいことなのかもしれない。友達や先輩ではなくて、「先生」と会えてよかったというのは。
だけど、やはり拙者はM先生に感謝することが多い。

例えば、前回の日記に書いた「書類を宅急便の事務所まで届けてくれた」ということ―結局福岡インターンはだめでした。すいません―には凄い感動して、その後の高校生向けの体験入学でM先生について語りだす始末であった。。。

と、まぁ今回は、必要な時に必要なことを言ってくれたM先生についての記録。



M先生の生い立ちから話すと、M先生は高校卒業後、得意な絵を描く仕事に就こうと思い、当時羽振りが良かったゲーム業界に入り、そこではデザインだけでなく、プランニング、プログラミングも教わったことから、その経験を生かして専門の講師になり、何校かの専門を経て、我が校に就いて4年目(?)らしい。
M先生は母子家庭、バツイチだからか、人付き合いに対して、何か人と違う考えがあるようで、最近も「女の子と付き合うのに『告白』なんかする必要ないじゃん」と言っていた。拙者もその通りだと思うがなんでそういう制度になったのだろうか?
あとは、結構寂しがり屋だが、その分人当たりがいいというか、面倒見がすごくいい。ちゃんと考えてくれる。


そんなM先生は適切な助言を呈してくれることが多く、今週、M先生が必要な時に必要なアドバイスをくれたので、それを振り返ると。。。


case 1:集団面接練習
ちょうど、拙者の面接担当がM先生だったので、M先生が適切な質問を投げかけてくれた。
それは、拙者がゲームの面白さについて
「ゲームに近い娯楽に映画がありますが、ゲームは映画よりもインタラクティブ性があり、ユーザーの参加性もある」
といったところ、M先生が
「では、ゲームと映画の業界全体としての興行収入をそれぞれ教えてください」
と言ってきた。拙者はちょっと悩んでから、
「すみません、こちらの調査不足で興行収入はわかりませんが、ゲームの映画化は進んでおり、映画のゲーム化も始まっています」
と答えた。
そこで、M先生は次に
「もし、あなたが個人商店を開くとして、八百屋かゲームショップのどちらかを開くとしたら、あなたはどちらを開きますか?」
と聞いてきた。
これにはどう答えようか暫く迷ったあげく、
「ゲームは生活必需品ではないので、八百屋を開きます。というのも、ゲームは必要な需要が少ないので、新規参入は難しいからです」
と答えた。。。

最後にフィードバックをくれたが、M先生はこう言っていた。
「君には徹底して金銭のことしか聞かなかった。僕は思うけど、ゲームは社会に必要だよ。ゲームが無いとゲームショップだって運送業者だって困るじゃないか」
正直、何が言いたいのか、よくわからなかった。

だが、一日経ってよくわかった。
最初の質問に答えた拙者は、<映画とゲームの興行収入の違い>を聞かれて、何よりもゲームが面白いと思ってるハズの拙者が<ゲームは映画に劣っている>と考えてしまい。そのために、ゲームは映画に近づいていて(差を縮めていて)、映画のゲーム化も始まっていると答えてしまった。
そして、次の質問に至っては、これから買ってもらうゲームを作って行こうという拙者が、ゲームを<生活に必要のないもの>と言い切ってしまい、どうゲームを売っていくか考え始めるどころか、あろうことか<社会には必要ない>という結論に持っていってしまった。

M先生に感謝せざるを得ない。

拙者自身は<ゲームは社会に必要>と思っていながら、専門に入るときに親との話合いで、「ゲームは生活に必要なものではないから、それを踏まえたうえで考えて欲しい」と言われて以来、それをどう論理的に看破するかを考えてはいたが、それを看破する答えを見つけていない拙者は、<ゲームは生活に必要ない>という考えに呑まれてつつあったのだろう。
このことはこれから強く意識していこう。


case 2:ゲームショウ
拙者はこれから9月までゲームショウの制作チームに参加する。ゲームショウは主に3年の先輩が中心になってやることなので、拙者は「お手伝い程度でいい」と先輩にも言われていた。そして、拙者自身、夏休みを<スキルアップに使う>と決めていたので、何か言われたらやろう。ぐらいに思っていた…ら、昨日M先生からお話しがあった。。。

M先生の話は「チームメンバーがみんな状況をちゃんと把握しているのかどうか」ということだった。そして、もちろん把握してなかった。さらに、M先生が言いたかったのはその先で、「把握していないということはチームのために自主的に動く意識がない」ということだった。
2年生は全員その通りだったし、話されたあともそれが抜けきらなかった。だが、拙者は正直迷っていた。ゲームショウに力を入れるのは嫌なことではない。しかし、そのせいで拙者の時間が潰されるのは非常に困る。ということだ。
チームリーダーにそのことを話して、対応してもらうのは簡単なことだが、拙者としてはM先生の意図がわからなかったので、M先生に話を聞きに行くと。。。
「他のことをやりたいのでゲームショウに力を注ぎたくないです」
と言ったら
「100%集中しろとは言ってない、3割でいいよ。僕だって今の仕事を100%でやってるわけじゃない。だけど、さっきまでの君は1%ぐらいしかやってなかったでしょ」
と言われた。なぜかハッとなった。
拙者は何かに参加するとしたら100%の力を注ぐ気で、本気で参加しないとだめだと思っている。だけど、よく考えてみれば、前回のゲーム大賞のチーム制作だって本気ではいたけど、使った時間は40%ぐらいだ。残りは自分のゲーム大賞に使った。

<本気で3割やる>ということでまったく問題ないのではないだろうか。
むしろ、仕事であれば、労働時間は8時間。1日の30%しか働いていないのだ。
だから、考えてみれば何もおかしいことはない。ただ、集中してちゃんとやるということが重要なのだ。

ということで、拙者がわかってないことの核心をついてくれるM先生である。
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専門学校生
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自己紹介:
エゴイストだからこそ御節介を焼いてしまう。そういう偽善者こそが「人間」だと思ってる。

・2年間の引き籠り経験アリ
・2年目で大学中退
・2年間の浪人生活
・某宗教団体に参加していた

「共存」に興味があるので、愛読書は自ずとそれ系の「風の谷のナウシカ」「カムイ伝」「寄生獣」、小野不由美の小説。
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