我儘なのか、意志が強いのか

最近拙者はゲームショウの作品制作、２年生の自分は３年生の手伝いをしている。

前回の日記に書いたように、拙者は３割の本気しか出していない。
だが、最近は３割も出したくなくなってきた。
実際にはまだ３割は頑張れている気がする。だけどそれはチームのためというよりも、自分のレベルアップのために頑張っているといった方が適切だ。

なんでそんな状況なのかを…このままためてるよりは先輩のうちの信用できる人に話した方がいいと思ったから、打ち明ける前にまとめておく。

なぜ、そんなにやる気を出せないかというと、どうしてもチームの本気が見られないからだ。
結局、あの３年のチームは内輪で楽しくやるのが いいのであって、「どうしてもいい作品を出したい」とかそういうことが無いのだ。
そうであれば、たとえば拙者が本気になって「もっとここはこうするべきだ」のようなことを言ったところで、「何熱くなってるんだか」と思われるのが関の山だ。

こう思うのにはもちろん根拠がある。
最初は拙者はちゃんと言っていたのだ。しかし、その対応は「言われたことをとりあえずやる」というようなものでしかなく、拙者が言った意図をまったく汲んでくれなかった。
というよりも、一番気にかかるのが、いつもリーダーがそそくさと一番最初に帰ってしまうことだ。
たしかに、「チームでの意思疎通を図るためにいつも一緒に作業しよう」というのはいいだろう。しかし、その意思を貫き通すなら、予定した時間が終わったらさっさと帰るのではなく「みんなでできるだけ最後まで残って作業しよう」という気持ちでいないとダメだと思う。

拙者は一番嫌いなのだ。こういう体裁だけ整えてるだけで、信念がないような行動が。

だから、そういう人に気づいてもらう。。。というよりささやかな抵抗のために、拙者は最近早く帰ることにしている。
これじゃあ本末転倒かもしれない「目には目を」という愚かな行為と思われるかもしれない。だけど、もう心底付き合いたくないのだ。
それに、今まで拙者を見てきた人なら気づいてくれるだろう。この１年間毎日学校に来て、いつも最後まで残ってた拙者が先に帰ってしまっているという異変に…。これは甘えかな。

つまり、拙者はリーダーに「お前ふざけんなよ！ちゃんと来い！」と言ってほしいのだ。まぁ本人があんなんでは言えるはずもないんだが…。


さらに言えば、このチームは「ゲームを面白くすること」を第一には考えてない。と言い切れる。
前回の集まりで「結局どこに怖さを持たせるんですか？」―ホラーゲームなので―と聞いたところ、「いやーそれがなんとも…」という感じだった。
拙者が前に「いまどこ」をやったときは面白さを作り出すのに絶望的な気分を味わった。デザインのキノコに合わせて作ったために、ゲーム性を作るのが大変すぎて、しかも面白くなるという自信が無いので、プログラムもまったく進まなくなった。

ゲームを作るなら「これは面白いゲームだ」という確信を持って作りたい。というか、そうなるように常に考えているハズだと思う。そうじゃなかったらすぐにでも中断していい気がする。

その時はできるなら誰かに相談したかった。だけど、二人で作ってたから、デザインのキノコは元々拙者が合わせていった相手なので、相談できるハズもなかった。だから、そのときはゲッチがすごい助けになった。今思えば、結構助かったのかも。
結局ゲーム性の部分は拙者が捻り出したが、他の演出などでは色々アイデアを出してくれた。まぁもともとキノコについてきただけあって半分はいらなかったけどｗ

と、まぁそんな感じで、拙者の経験から言えば「面白くないのがわかっててそれを放置したまま作る」なんてことはあり得ないのだ。


ということで、その２点で現リーダーには幻滅している。
元々内輪意識が強い人だからあまり期待はしてはいなかったが…。

いや、やはり期待していたのだろう。
「ゲームショウ」という一大イベントに向けての熱いゲーム作りを。。。